
うつ病心理カウンセラー
小蔦美奈子(こつたみなこ)です。
今朝もウォーキングをしてきました。
いつもの公園の中を歩いていると、
年老いた男性が、
年老いた白くて小さな犬と散歩をしていました。
その小さな犬は、
歩くのがやっとのようで
休み休み、少しづつ歩みを進めていました。
一緒に歩いている男性も
その歩幅に合わせて、
辛抱強く、穏やかに見下ろしながら歩いています。

まるでそこだけ、時間が
ゆっくりと、ゆっくりと流れているようです。
うつ病や、うつ病の傾向があるあなたは、
『生きる』ということを
考えたことはあるでしょうか?
改めて私は、『生きる』という漢字を
眺めていると…
『人が、土の上を歩いている』
ように見えてきました。
生きる意味、
それは、自分の道を歩くということなのです。
その歩みには、
遅いも、速いもありません。
その歩みには、
間違いはありません。

あなたが選んで歩いた道が
正解なのです。
たとえその道が
誰かが言っていた道かもしれません。
世間体という道かもしれません。
けれども、
それを選んで、
自ら選んだのは、
間違いなく、あなたなのです。

生きるということ
それは、
他者と比べることではないということ

キリンは、背を比べることはありません。
それぞれの届く草を食べて暮らしています。
それぞれの家族で水を分け合いながら暮らしています。
痩せていても、太っていても、
気にはしないのです。
その場所で、精一杯生きているのです。
心配しているのは、
お世話をしている人間だけなのです。
病気をすれば死にます。
寿命がくれば、死ぬのです。
うつ病や、うつ病の傾向があるあなたが
今、とても生きづらいと思っているのでしたら、
それは、他者が選んでくれた、
世間体だけで選んだ道なのかもしれませんね。

『生きる』ということ
それは、
自分で決めた、
自分の人生という道を
歩くということなのですよ。
